少し驚きのニュースがアメリカから届きました。
米カリフォルニア州公衆衛生局の発表で、カリフォルニア州の沿岸で捕れたアメリカイチョウガニとイワガニからドウモイ酸という自然毒が高い値で検出されたそうです。
食べてしまうと、30分~24時間でおう吐や下痢、腹痛、頭痛、めまいなどの症状がでて、場合によっては重症化することもあるそうなので、かなりの猛毒です。
しかも、洗ったり加熱したりしても毒素は分解されないので、食べない以外はどうしようもありません。
この現象は、エルニーニョ現象の影響で海水温が上昇しケイ藻が繁茂し、濃度が高まったためと考えられているそうです。
地球温暖化の影響ですね。
ちなみにイワガニとイチョウガニは日本でも生息していて食用としても使われます。
特にイワガニは美味しい出汁がとれるので、味噌汁やパスタのソースなどにも多く使われています。
とは言っても、日本近郊で獲れるカニや違う種類(ズワイガニやタラバになど)は全く大丈夫ですので、安心して食べられます。
出典・参考:http://www.cnn.co.jp/